富士山登山日記 4章→5章

2019年8月23日 14 投稿者: syohei

【№10】沈黙の森林と1本の道路

こう写真で撮ってみると、案外綺麗なのだが、実際はかなり不気味である。振り返ると、同じような景色が広がるので、怖い。この辺りから気温が急激に下がり、湿度が一気に上がる。

仲間に出会える。

それだけを頼りに、僕は前に進んンだ。

地図は、当てにできない。(携帯のアプリYAMAPがおすすめ。無線でも事前にダウンロードしておけば、いつでも使用可能)

細かなカーブは、把握できなく、残りの曲がり角までの距離が計算できなかった。

「お!次の曲がりで、右折じゃない?」

「・・」

「お!次の曲がりで、右折じゃない?」

「・・・・」

「お!次の曲がりで、右折じゃない? 」

・・・・・

今どこwwwwwww

こんな感じに、1本道は間違いはないが、

不安と心配で押しつぶされる。

綺麗に配列されている木々は、美しすぎて寒気がした。遠くの遠くから風が来るのが、伝わってきた。

もうすぐ薄暮。たそがれ。

飴や非常食を片手に、エネルギーを補給しながら進んだ。

交通整理が行われている道路に出た。

私を見た瞬間、登山者だと分かり、紙に道順を書いてくれた。

「人!」

どうやら、向こうも同じ思いだったらしく、

お互いニヤニヤしながら、近づいたw

僕「こんにちは」

ヘルメットおじさん「こんにちわ」

僕「ずっと立ってるんですか」

ヘルメットおじさん「朝の6時から夕方の4時までたっとるよ」

僕「ほうぇー、登山者は今日は少ないですか」

ヘルメットおじさん「今日は少ないですね。多いときは20人ぐらいだが」

僕とヘルメットおじさんは、そこでいっぱいお話をした。

ヘルメットおじさんのお話は、最初からずっと同じ内容を繰り返していたがw

それでも嬉しかった。

お互い久しぶりの人に会えて大喜びしている様子

ヘルメットおじさんは言った。

あと3時間ぐらいで、表富士グリーンキャンプ場に到着するから

曲がって曲がって曲がるんや

ふぇ( ;∀;)????

曲がって曲がって曲がる。?

そんな簡単に曲がれるかねw

ヘルメットおじさんと別れを告げた後、

時計の針は15時を回っていた。

コンビニで買った水やジュースは、ぬるくなり

汗の量も増えてきた。

先を急ごう。

重たい足を、前へ進ませながら

久しぶりに音楽を聴いた。

しかし、この後

「夢ロード」と呼ばれる

恐ろしい道が待ってるとは思ってもいなかった。